中型二種の取得を検討する際「中型二種は意味ない?」「取得するメリットは?」と疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。
免許の取得には時間も費用もかかるため、本当に必要なのかを事前に見極めることが大切です。
結論からいえば、中型二種は大型二種をすでに持っているのであれば不要です。ただし特定の目的がある場合や、キャリアアップとして取得する場合には意味があります。
本記事では、中型二種を取得すべき人の特徴や他の免許との違いをわかりやすく解説します。

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【結論】中型二種は「大型二種を持っているなら不要」

結論からいえば、中型二種は、大型二種を持っていれば不要な免許です。理由は以下の2つです。
- 中型二種で運転できる車両は大型二種でカバーできる
- 中型二種を活かせる職種が限定的
とはいえ、旅客運送業務に就きたい人に対しては中型二種が役立つ場面もあります。自分のキャリアプランに合わせて、取得を検討するべきです。
中型二種で運転できる車両は大型二種でカバーできる
中型二種は、マイクロバスや送迎バスなど、営業目的で中型車を運転するために必要な免許です。しかし大型二種を持っていればそのような車両も運転できます。
よって、大型二種を取得している人があらためて中型二種を取得するメリットはほとんどありません。
中型二種を活かせる職種が限定的
中型二種を活かせる職種として、マイクロバスの運転が挙げられます。福祉施設やスクールバスなどの送迎で活用されるケースが一般的です。
こうした職種には一定のニーズがあるものの、求人の選択肢はそれほど多くありません。
一方で、大型二種を取得すれば路線バスや観光バス、高速バスなど幅広い業務に対応できるため、キャリアの選択肢が広がりやすいといえます。
中型二種の取得が不要な人の特徴
中型二種の取得が不要な人の特徴は以下のとおりです。
上記に当てはまる方は、中型二種の免許を取得しても活用が難しいため取得は不要といえます。
すでに大型二種免許を持っている人
すでに大型二種免許を持っている場合、中型二種の免許は不要です。
マイクロバスや送迎バスなどの中型車であれば、大型二種でも運転可能です。
取得にかかる費用や時間を考慮しても、範囲が重複した免許は取得の優先度が低いといえます。
よって、すでに大型二種を持っているのであれば、そのまま活用するのが効率的です。
将来的に大型二種の免許取得を検討している人
将来的に大型二種の免許取得を検討しているのであれば、中型二種は取得せず、大型二種に絞ってチャレンジするのがおすすめです。
とくに旅客運送業務を本格的に仕事にしたいと考えている場合には、大型二種を取得した方が幅広い仕事に対応できるため、長期的に見てもメリットが大きいといえます。
旅客運送業務に就く予定がない人
中型二種は、乗客を有償で運ぶ「旅客運送業務」を行う際に必要な免許です。そのため、こうした業務に就く予定がない人にとっては、取得の必要性は低いといえます。
人を乗せる場合でも、自家用車や社用車での送迎であれば旅客運送には該当しないため、中型二種は不要です。
たとえば、幼稚園の園児や老人ホームの利用者を無償で送迎する場合は旅客運送ではないため、普通免許でも対応できます。
中型二種の取得がおすすめな人の特徴
中型二種の取得がおすすめな人の特徴は以下のとおりです。
- 旅客運送業務に就きたい人
- 普通二種からステップアップして仕事の幅を広げたい人
自分が目指すキャリアと照らし合わせて、中型二種を取得するべきかどうかを検討しましょう。
旅客運送業務に就きたい人
旅客運送業務に就きたいと考えている方は、中型二種の免許取得を検討するべきです。
中型二種は、大型二種と比べて取得にかかる費用や時間を抑えられる可能性があるため、キャリアの方向性が定まっている場合には効率的な選択といえます。
普通二種からステップアップして仕事の幅を広げたい人
普通二種をすでに取得していて、より大きな車両で旅客運送業務を行いたい場合は、中型二種へのステップアップがおすすめです。
たとえば、ジャンボタクシーやマイクロバスなど、普通二種では運転できない車両にも対応できるため、仕事の幅が広がります。
とくに福祉施設や企業の送迎バス、スクールバスなどの中型車両を扱う職場を目指すなら、中型二種の取得が有利に働きます。
【比較】中型二種と他の免許の違い

中型二種と似た名称の免許はいくつか存在します。たとえば普通二種や中型二種(5t/8t限定)など、違いがわかりにくいものも少なくありません。
本章では、中型二種と他の免許との違いを解説します。どの免許が自分のニーズに合っているかを見極めるための参考にしてみてください。
中型二種と普通二種の違い
中型二種と普通二種の違いは以下のとおりです。
車種 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗客定員 |
---|---|---|---|
中型二種 | 11t未満 | 6.5t未満 | 29人以下 |
普通二種 | 3.5t未満 | 2.0t未満 | 10人以下 |
普通二種は、主にタクシーや代行など定員10人以下の小型車が対象です。一方で中型二種は、定員29人までの中型車に対応しており、スクールバスや送迎バスなどで使われる車両を運転できます。
中型二種(限定解除)と中型二種(5t/8t限定)の違い
中型二種には、「5t限定」や「8t限定」といった条件付きの免許があります。これらは、運転できる車両の範囲が通常の中型二種よりも制限されているのが特徴です。
以下に、それぞれの免許の特徴を表にまとめました。
車種 | 車両総重量 | 最大積載量 | 乗客定員 |
---|---|---|---|
中型二種(限定解除) | 11t未満 | 6.5未満 | 29人以下 |
中型二種(5t限定) | 5t未満 | 3t未満 | 10人以下 |
中型二種(8t限定) | 8t未満 | 5t未満 | 10人以下 |
限定解除の試験に合格すれば中型二種とカバー範囲が同じになり、最大29人以下のマイクロバスなどの運転も可能になります。
中型二種(5t/8t限定)を所有している方で、将来的により大きな車両を運転したい場合は、限定解除の試験を受けて中型二種(限定解除)へステップアップするのがおすすめです。
中型二種の必要性についてよくある質問
中型二種8t限定で乗れる車は?
中型二種8t限定では、ハイエースなどのバンや中型車両の運転が可能です。
具体的には、乗客定員10人以下かつ車両総重量8t未満、最大積載量5t未満という条件に当てはまる車両であれば運転できます。
そのため、定員11名以上のマイクロバスなどは運転できない点には注意が必要です。
中型二種の将来性はありますか?
中型二種には、一定の将来性があります。
高齢化社会に伴う福祉施設利用者の増加や、訪日外国人による観光需要の拡大により、送迎バスやマイクロバス運転手の需要は今後も続く見込みです。
また、運送業界は深刻な人手不足のため、中型二種を保有していれば有利な条件で採用されるケースも少なくありません。
将来的に安定した職を目指したい方にとって、中型二種の取得を検討する価値は十分にあります。
まとめ|キャリアアップの観点から中型二種の取得には意味がある!
中型二種は、旅客運送業務に就きたい人や、普通二種からステップアップを目指す人にとって取得する意味のある免許といえます。
ただし、すでに大型二種を持っていたり、これから大型二種の取得を考えていたりする場合には、中型二種をあらためて取得する必要はありません。将来的なキャリアプランや目指す職種に応じて、自分に合った免許を取得することが大切です。
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